写真展

新宿まで某会社の面接を受けに行った。
昼過ぎに開始して、約 1 時間ほどの面接 (+ 試験) が行われた。
次選考の日程やその内容についての話をして会社を後にする。


そのまま先日知り合いから教えてもらった、関口直樹という写真家
の個展を四ツ谷まで見に行く。展示場所は駅から歩いて 15 分程。
大通りからはずれた脇道に面した町工場の様な特徴のない佇まいの
建物の一階部分およそ 20 畳。


入り口のガラス戸から中の様子を伺うが無人。受付などもない。
壁に 20 枚ほどの写真が貼り付けられ、部屋の真ん中のテーブル
にファイルが一冊置いてあるのみ。


中に入り写真をしばし眺める。特にタイトルも作品の説明もない。
作者の周りの日常風景を撮影したものと思われる。
どの作品も決して力が湧いてくるわけでも、風景に圧倒されるわけ
でもない。が、どこか懐かしいような、もの寂しいような風景が
淡々と写されていて、少し感傷的な気分になる。
先ほどのテーブルに置かれたファイルの中にも数十枚の写真が
綴じられており、これまた郷愁の念を覚えるような作品群に
なっていた。ペラペラとめくる。


一通り作品を見終わったあと、入り口傍に置かれたノートに名前と
ひと言感想を書いて退散。


何となくボーっととしたまま、近くのモスに入りだいぶ遅い昼食。
ハンバーガーをがっつくといつもの日常に戻った。